木曜日, 5月 15, 2008

T30分解

CPUファンの状態を確認するためにT30を分解することにしました。
ThinkPadの分解の手順は、どの機種もそうですが、Lenovoのサイトに準備されている「保守マニュアル」に事細かに説明されています。
余談ですが、保守マニュアルは、図ふんだんに使って手順を説明するように作られています。たとえばIKEAのノックダウン家具の組み立て説明図はまったく言葉がありません。そこまで徹底してはいませんが、ちょっとそういうジェスチャー系の流派に属しています。
T30は図体がでかいためか、分解の手順は比較的簡単でした。バックアップバッテリーの取り外しはバッテリーパックをはずせばすぐにできました。あとはバッテリーとキーボードをはずすだけでCPUファンにアクセスできました。T2Xと同じようなつくりです。
うーむ、内部もやっぱり汚いです。この際なので、内部も掃除しました。キーボードは裏返してごみをたたき落しました。たたけばたたくほど落ちてきます。ウルトラナビも取り外してクリーニングしました。筐体内部にたまったホコリも掃除機で吸い取りました。ちょっとすっきりした気分になりました。
肝心のCPUファンですが、3本のネジで固定されています。放熱板も一体になったアッセンブリーでした。シャーシはアルミ成型でしたが、放熱板は型で成型したものではなく、銅の板を加工して作ってありました。結構工数がかかっていそうです。ファンの部分には、長い年月に蓄積したホコリがたくさんこびりついていますが、特に外見上の異常は見つかりません。回転するファンに何かがあたって音がしているというような単純な問題ではないようです。手で回してみても、特に動きが渋いわけでもありません。
期待はずれですが、組みなおしてみると改善することもあるかもしれないと期待して、元通り組み立てることにしました。
手元にシリコングリスがなかったので、そのまま組上げることになりました。本当はよくないのでしょうが、久しぶりなので、グリスのことはすっかり忘れていました。このあたりも、保守マニュアルをちゃんと読めば書いてあります。
組上げて電源を入れると無事動きました。ホッとしたところですが、CPUファンからの音は相変わらずでした。ベアリングにガタが来てしまっていると判断しまして、ファンアッセンブリーの交換を検討することにします。

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